クラウドにおけるビジビリティの確保

クラウドにおけるビジビリティの確保

雲 (クラウド) の多い曇り空がパイロットの視界を遮るように、クラウドサービスもまた、利用企業が技術的な問題を特定して解決するための努力を妨げる可能性があります。クラウドサービスが突然中断され、顧客が重要なサービスを受けられないまま放置されるという事態が起きていることを私達は皆知っています。この「ダウンタイム」の間、ユーザーはほとんど為す術が無く、ひたすらサービスが早く復旧することを待つしかありません。

何のために待つのか?
しかし、待つこと自体は今に始まったことではありません。クラウド以前には、企業がハードウェアを発注し、ソフトウェアをインストールし、ITインフラを直接管理していました。管理をアウトソースしたり、それらを組み合わせたりすることもありました。その結果、サービスの中断やシステムダウンが起こりましたが、その際には復旧を待たなければならなかったのです。しかしこの時代には、サポート部隊が近くにおり、直接質問したり、アップデートを依頼したりすることもできました。クラウドサービスへの移行は、プロセスを完全に変えてしまったのです。

昔と今の違いとは
現代において、クラウドプロバイダーは文字通り何千キロも離れた場所にいます。電話でのサポートを頼むこともできますが、多くの場合、電子メールによるやりとりをしなければなりません。技術的な問題が起きて、その解決のために自社で人やハードウェアを投入しようとしても、それはできません。「クラウド」の問題は、プロバイダーが解決しなければならないのです。このことにユーザーは気づきはじめ、多くの疑問が投げかけられています。クラウドプロバイダーは、ユーザーに対してもっと頻繁に、詳細な状況を知らせることができるように、業務を改善する必要があります。Webサイトに注意を表示したり、「現在対応中ですので、今しばらくお待ち下さい」といったシンプルなメールを送ったりするだけでは不十分なのです。

改善への期待
クラウドプロバイダーは、サービスをデプロイするための迅速さや柔軟性を劇的に向上させてきました。しかし、迅速さや柔軟性とビジビリティは違います。よりよいビジビリティの確保は「クラウド」を強化する重要な部分なのです。