バックアップ・ボトルネック

バックアップ・ボトルネック:

何故うちのバックアップはこんなに時間がかかるのか?

ほとんどのITマネージャーは、絶え間なく変化するタスクが毎日ぎっしり詰まっており、バックアップもそのうちのひとつです。
日々のバックアップがうまくいっていれば、ログのチェックに多くの時間を割く必要はありません。しかし、パフォーマンスが大幅に劣化したとしたら、話は別です。

例えば、普段は1時間ですんでいた日々のバックアップが、いつの間にか7時間かかっていたとしたら?
調査をして原因を突き止めるために少し時間を使うべきでしょう。

こういった調査を行う際に気をつけるべきことを以下にご紹介します:

  • ネットワークの不具合
    バックアップしなければならないデータの量にもよりますが、適切なネットワーク帯域が必要です。最近、御社の環境に帯域を大量に消費するアプリケーションやシステムが導入されたとしたら、そのせいでバックアップに時間がかかっているのかもしれません。

  • I/Oとリソース
    ディスクI/Oも、データをバックアップするためにどれくらい時間がかかるかを決める大きな要素です。特に、ファイルサーバーやログサーバーなど、小さなファイルを大量に含むデータセットをバックアップする場合に、I/Oの影響は顕著です。サーバーが1秒間に処理できるファイル操作は限られており、ディスクに頻繁にアクセスするプロセスが他にもあると、バックアップのパフォーマンスに大きな影響を与えます。システムパフォーマンスモニターを使って、どのアプリケーションがどれだけディスクI/Oを行っているのかを常に監視するのが良いでしょう。

  • 不要なデータをバックアップしている
    これはよくある話で、特に共有システムをバックアップするときに起こりがちです。ある特定のフォルダをバックアップするよう設定している場合に、それを知らないユーザーがデータベースのダンプをそのフォルダにコピーしたり、その他の大量のデータを書き込んだりするのです。バックアップにかかる時間が大幅に変化した場合、まずはこれを疑うべきでしょう。

  • ディスクの断片化
    ディスクが回転する従来型のハードディスクドライブは、容量が一杯に近づくと断片化が進行し始めます。システム全体のパフォーマンスが劣化したことに気づいた場合、その影響はバックアップパフォーマンスにも及んでいるでしょう。定期的にデフラグメント(断片化の解消)を行い、必要に応じてより大きな容量のディスクに交換することで、システムのパフォーマンスを適正に維持することができます。

  • 多数の小さなファイル
    テラバイトがテラバイトで無くなるのはどういう時でしょうか? テラバイト級のデータベースダンプのバックアップを何の問題も無く終えた後で、500GBのファイルサーバーをバックアップしようとしたとき、何故こんなに遅いのかと思うかもしれません。多くの場合、その原因は単純にIOPS (I/O Per Second) の問題です。2台のSATAディスクをRAID1の構成にしたようなローエンドのサーバーでは、IOPSは100 未満でしょう。ファイルサーバーに数百万個のファイルが含まれている場合、それだけのデータをバックアップするためには膨大な時間がかかります。幸いなことに、最近のバックアップソフトウェアは、不要なスキャンやコピーを行わずに済むよう、先進的なデータの重複排除技術をサポートしています。